自費出版に憧れている方へ

自費出版 出版
自費出版に憧れている方へ

周囲には公言していませんが、実は筆者自身が昔から小説を書いているタイプの人間であるため、本の出版には大きな興味があります。
小説家になりたいと思い、実際に小説家になるためのハウツー本を購入したことがありますし、賞にもいくつか応募したことがあります。
けれど実際にはよくて三次通過止まりで、結果を目にするたびに落ち込んだものです。

数年ほど前に小さい出版社にお声を掛けて頂く

新人賞には応募しなくなって年月が経っていますが、それでもあわよくば本を出版したいという気持ちはありますし、その気持ちを叶えるために同人誌という形で発行したことがあります。
そしてそのご縁で、数年ほど前に小さい出版社にお声を掛けて頂いて電子書籍を二冊出して頂いたことがあります。
結局はその出版社も、出していただいたジャンルの小説からは撤退してしまったため、もうネット上にすらその出版物は存在しなくなってしまったのですが、小説家になりたいと夢見た方なら一度は出版に憧れるものでしょう。
筆者は電子書籍としてそれを叶えることが出来ましたが、それでも出版物には「紙で出版することこそが憧れ」の象徴であり、それを自ら叶えるために自費出版という形を取る方もいると思います。
望まれて形になる商業出版でそれを叶えられたら最高ですが、それには「商業的な価値がある」と判断されない限りは難しいものです。
そこで、出版物に憧れる方に、自分で夢を叶えられる自費出版についてご紹介します。

自費出版の老舗である大手の文芸系出版社の例

自費出版の老舗として筆者自身が思いつくのは、30000作以上を世に送り出している大手の文芸系出版社です。
実際に本を出したという話を身近で耳にしたことがあるのも、この大手の出版社です。
噂では300万円ほど費用が掛かると聞いたことがありますが、小手との違いは、出版された本を流通させてくれるタイプがあるようです。
また、頻繁に大手新聞社との共同で大きな賞を企画していますが、この応募作の中から惜しくも受賞に漏れた良作に本を出してみてはどうかと声が掛かる場合があるようです。
自分で出した本が店頭に並ぶのが夢、という方は流通までを担ってくれる出版社で発行されるといいかもしれません。
部数によって費用は異なりますが、90万円で300部という出版社もあるようですが、だいたい100万近くは掛かると考えておいたほうがよいでしょう。
また、商業とは違って、店頭に並んで購入されても印税は雀の涙で、ほぼ元は取れないと考えたほうがいいでしょう。

自費出版で最も大事なことは「完結している原稿を持っている」こと

出版不況で、読まれる本と読まれない本が二極化している世の中で、本屋でひとめで選ばれる作品と言えばやはり「有名な作家の本」です。
その隣に素人の作品が並んだとしても、よほど装丁やあらすじにインパクトがない限りは購入されないと考えておいたほうがいいのです。
発行される方は「お金の掛かる趣味」と考えておきましょう。
そして自費出版で最も大事なことは「完結している原稿を持っている」ことです。
自費出版まで考える方は、恐らく完成した原稿をお持ちかと思いますが、これから書き上げて出版したいという方は、まずは原稿を書き上げることが重要です。
筆者は、自分自身があまり文章が上手くないことと、ありきたりな内容しか思いつかないことを悩むことが多々ありますが、それでも「自分は完結させる能力だけはある」と自負しています。
どんなに面白い作品でもエンドマークが付けられなければ意味がありませんし、せっかく費用と時間を掛けて発行した作品が未完結品では、なかなか読者はつかないと考えたほうがいいのです。

自費出版はあくまで趣味の領域と考える

ここまで、とても厳しいことばかりを書いてきたので「自費出版なんか出さないほうがいいのでは」と思う方がいるかもしれません。
ですが、あくまでも趣味の領域ですので、出版に憧れる方は記念として出すのは悪くないと思います。
自費で人気が出れば、多くの人々の目に留まり、そこから作家デビューを叶えたという人もいるようです。
今の世の中は交流サイトが普及して、誰もが気軽に作品を無料で見せられるため、高価な紙媒体で購入するという方は減ってきているようですが、決してゼロではありません。
電子書籍が普及した現在でも、本を紙として手元に残しておきたいという方はたくさんいます。
自費制作の本を出版してくれる会社は大手から小手までいくつかありますし、それこそネットで見つけることも容易なため、チャレンジしたい方にはいいと思いますが、売れることについてはそのおまけと考えたほうがいいでしょう。
そして出版社によっては校正から流通までを担ってくれる会社がありますが、持ち込まれた原稿が完成原稿と考え、校正に入らない会社もあるようなので、下調べは入念に行いましょう。
また、流通を担ってくれない場合の出版は、自身で在庫を抱えるリスクがあるということを覚悟しておきましょう。

まとめ

これまでさんざん厳しいことばかりを書いてきましたが、決して記念に本を出すことが悪いのではありません。
何かを成し遂げたことに対して、自信に繋がることもあるはずです。

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